岐阜の工務店 株式会社エムズアソシエイツ

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基礎断熱 と 床断熱 の違い

2021.07.09

皆さん こんばんは。

本日は松原が担当です。

え~! 残念! と思ったあなた! 残念でした・・・・

 

さて、本日は時間の都合上前置きなしで。

 

エムズアソシエイツが採用しているのは「基礎断熱」

エムズ通の方なら当然ご存知かと思います。

 

ただ、なぜここらのエリアで当たり前に施工されている

「床断熱」ではなく

「基礎断熱」

なのか?なのか? なのか?(くどいですね)

 

理由をあげればたくさんありますが、今回はより具体的に分かり易い事例をご紹介します。

まず第一に、床断熱を採用すると、床を貫通する配管の部分が

無断熱状態(断熱欠損)になります。

この写真を見てわかる通り、断熱を床下に張り巡らせる方法ですが、

必ず床を貫通する水道配管や排水配管、電気配線を通すための穴が必要になります。

ということは、断熱材を切り欠き、その配管を通じて熱が出入りしてしまう現象が

生じます。

これは床断熱を採用すれば、避けて通れない問題となります。

しかも一ヵ所や二か所ではなく、

数か所に渡って断熱欠損が生じるのが怖いところ。

 

基礎断熱だと、基礎の外周部で外気を遮断、断熱しますから、断熱欠損部分と言えば

給排水の大元になるそれぞれ1箇所だけで済みます。

 

加えて、床下空間全体が、外気と遮断(断熱)されることで、

床下の配管自体の劣化も間違いなく少なくなります。

 

虫や小動物が床下に入ってくるリスクも基礎断熱だとほぼありませんが、

床断熱の床下は、完全に外気とつながっていますので、そういうわけにはいきません。

ゴキやネズミ・ムカデ などなど・・・・ あ~ 想像しただけで恐ろしいです・・・

 

 

もうひとつは、施工上の隙間です。

下の図は、床断熱を施工する際の断面の図です。

 

 

断熱材と床を支える横になった柱(大引き)の部分の隙間

をゼロにすることは物理的に不可能です。

 

金物の厚み分に加えて、はめ込む際に必ずクリアランスが必要なので、すき間がないと

施工ができません。

また横になった木の柱(大引き)は断熱材ではありませんから、

当然その部分から熱が伝わるということ、

しかもこの大引と呼ばれるもは、通常91センチの感覚で施工されていますから

かなりの本数になります。

ということは、かなりの断熱欠損が生じており、

表示性能以上に「暑い・寒い」

空間となってしまうリスクがあります。

 

この辺りを特別対策をしている場合は別として、こうした理由から

エムズアソシエツでは床断熱は採用しません。

こうした理由から

床断熱は、間違いなく高気密高断熱には不利な

工法だということは明らかです。

 

断熱ひとつとっても、施工方法や配管との係わり、また大引や柱などの

避けては通れない構造物による断熱欠損部分も考えた施工方法が大切です。

 

UA値はあくまでも計算値であって、

計算ソフトが導き出す机上の数値にすぎません。

その通り、もっと言えばそれ以上の対策を講じた

施工が精度よくされているのか?

ここが住んでからの住み心地に大きくかかわるところです。

 

これからお住まいをお考えの方々へ。

こうしたこともきちんと勉強し、理解したうえでお住まいづくりを進めていってくださいね。

家づくりにおいて後悔する人が一人でも減ることを願っています。

 

―–株式会社エムズアソシエイツは、注文住宅 高気密高断熱の専門工務店 です。—―

断熱気密リフォーム・リノベーションもお任せください。

 

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